親子の成長に欠かせないキッチンとダイニングテーブル

昨今のダイニングテーブルは、食事をするためだけのテーブルではなくなってきています。学齢期の子どもに学習机を買い与えずに、ダイニングテーブルで学習させる、ということもよく耳にします。キッチンでお母さんが食事の支度をしたり、兄弟たちが近くで遊ぶような環境でする勉強は、一見集中できそうにないのに、ダイニングテーブルでの学習の方が、子どもの学力を伸ばすかもしれないそうです。なぜなのでしょうか。その理由としてまず挙げられるのが、大人が近くにいることのメリットです。勉強を始めたばかりの小学1年生にとっては、勉強内容そのものよりも学習習慣や学習の仕方を身につけることの方が大切だったりします。大人が一緒にテーブルに座って見守ってあげれば、姿勢や鉛筆の持ち方が悪ければすぐに注意できますし、分からないことや間違っているところをすぐに教えてあげることも出来ます。

忙しいときは、キッチンで食事の支度をしながらでも、子どもが宿題をしているかどうかくらい確認することは可能です。小さなお子様にとっては、おうちの人がそばで自分を見ていてくれる方が、安心して学習に取り組めるのかもしれません。次に、ダイニングテーブルは大きいというメリットです。おそらくどのご家庭でも、家の中で一番大きなテーブルは、ダイニングテーブルではないでしょうか。子どもの勉強には、思った以上にいろいろなものを使います。教科書、ノート、筆箱、辞書は必需品で、プリントやファイル、調べ学習のための図鑑などがいることもあります。それらを全て広げると、かなりのスペースが必要になってきます。そんなとき、大きいダイニングテーブルなら大体すべてのものを余裕で広げることができます。狭い机だと、何かを片付けながらだったり床に置いたりということが必要になり、手間もかかるし、そういう作業は子どもの気を散らしがちです。子どもが成長するにつれ、少しずつ学習も自立を促していく必要があります。かけていた手を徐々に離し、目をかけるようにしていくとよいと言われます。子どもが学習を始めたら手助けが必要なときだけ呼ぶように教え、自分はキッチンで食事の支度をしながら見守るというようにしていくといいかもしれません。

幼児のころは広いテーブルでお絵かき、低学年は一緒に勉強、高学年は見守られての勉強。そう考えると、キッチンとダイニングテーブルというのは、親子の成長にとって切っても切り離せないとても大切なもののように思えてきます。